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特集 画像が開く新しい眼科手術
Heads-up surgeryによる手技の特徴と将来像
Principles and future prospects of the heads-up surgery
秋山 邦彦
1
Kunihiko Akiyama
1
1国立病院機構東京医療センター眼科
キーワード:
Heads-up surgery
,
デジタル映像処理
,
高解像度
,
低照度
Keyword:
Heads-up surgery
,
デジタル映像処理
,
高解像度
,
低照度
pp.72-78
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213444
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●デジタル映像を観察するheads-up surgeryでは,デジタル映像処理,高解像度の追求,低照度での手術,サージカルガイダンス情報のディスプレイ上での呈示が可能である。
●ディスプレイに呈示される映像の画質・解像度には,ディスプレイおよびカメラの性能だけではなく,眼球光学系・前置レンズ系の収差と手術顕微鏡の光学特性が直接影響する。4K・8Kといった高解像度ディスプレイの性能を十分に活かすには,これらの収差と顕微鏡自体の解像度限界を克服する必要がある。
●これらを克服することで,鏡筒の肉眼観察では実現不可能であった血管レベル,細胞レベルの微細な観察と外科的治療への扉が開くことが期待される。
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