Ⅰ.主訴からみた診断の進め方
6 変視
岡本 史樹
1
1筑波大学眼科
pp.1015-1020
発行日 2018年9月30日
Published Date 2018/9/30
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000817
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黄斑前膜,黄斑円孔,黄斑浮腫,そして網膜剥離など黄斑を障害する疾患では視力低下の他にさまざまな視機能障害をきたす。その代表が変視である。日常診療では,これらの疾患で “歪んで見える”,“ものが小さく見える” などの愁訴を聞くことは少なくない。変視は軽度の場合は問題にならないが,中等度以上になると日常生活に影響を及ぼす。本稿では変視の定義や測定とともに,各疾患別の特徴についても述べる。
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