イミダゾール系抗真菌薬3剤に対するアレルギーが確認された接触皮膚炎の1例

66歳男性。数年前より足白癬に対し種々の抗真菌薬軟膏を処方していた。今回、左第2、3趾間に浸軟が出現した。臨床経過より接触皮膚炎を疑い、ルリコナゾールクリーム、その成分、ほかのイミダゾール系抗真菌薬10種類、他系列3種類でパッチテストを施行した結果、1%ルリコナゾール、1%、0.1%、0.01%ラノコナゾール、スルコナゾール硝酸塩クリームが陽性となった。以上より、イミダゾール系抗真菌薬3剤による接触皮膚炎と診断された。