特集 湿疹・皮膚炎
β-アルブチンによる接触皮膚炎の1例
大原 香子
1
1大原医院
キーワード:
Arbutin
,
Betamethasone Valerate
,
眼瞼疾患
,
多剤併用療法
,
パッチテスト
,
経口投与
,
経皮投与
,
皮膚炎-接触性
,
Betamethasone-d-Chloropheniramine Maleate
,
スキンローション
Keyword:
Administration, Oral
,
Administration, Cutaneous
,
Betamethasone Valerate
,
Arbutin
,
Dermatitis, Contact
,
Drug Therapy, Combination
,
Eyelid Diseases
,
Patch Tests
,
Skin Cream
pp.1933-1937
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017129381
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76歳女。約1ヵ月前より両眼囲に紅斑、痒みが出現し、眼科にてプレドニン眼軟膏を処方されるも完治しないため受診となった。初診時、両眼囲に比較的境界明瞭な苔癬化を伴う紅斑を認め、臨床経過から点眼液、化粧品による接触皮膚炎が考えられた。パッチテストを実施した結果、点眼液はすべて陰性であったが、2年前より使用している化粧水が陽性となった。成分パッチテストで3%β-アルブチンが陽性を示したことから、β-アルブチンによる接触皮膚炎と診断された。
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