特集 接触皮膚炎-2017
臨床例
ツロブテロールによる接触皮膚炎
服部 佐代子
1
,
小西 啓介
1京都市立病院 皮膚科
キーワード:
Ascorbic Acid
,
Histamine Antagonists
,
胸部疾患
,
多剤併用療法
,
パッチテスト
,
経口投与
,
経皮投与
,
皮膚炎-接触性
,
Tulobuterol
,
上腕
,
Betamethasone Butyrate Propionate
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Arm
,
Ascorbic Acid
,
Dermatitis, Contact
,
Drug Therapy, Combination
,
Histamine Antagonists
,
Patch Tests
,
Thoracic Diseases
,
Betamethasone Butyrate Propionate
,
Tulobuterol
pp.755-758
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017304609
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<症例のポイント>ツロブテロール含有貼布剤による接触皮膚炎を経験した。成分パッチテストを施行し、主剤であるツロブテロールの接触皮膚炎の診断に至った。ツロブテロール含有貼布剤は頻用されている気管支拡張薬のテープであるが、接触皮膚炎の症例報告は調べた限り1例しかなかった。自験例のようにツロブテロールによる接触皮膚炎を認めたのは珍しいと思われた。一方で意外と見過ごされているのかもしれない。
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