症例
背部に生じたLow-grade Fibromyxoid Sarcomaの1例
亀井 利沙
1
,
溝口 奈穂
,
中井 大介
,
松本 考平
,
池上 隆太
1地域医療機能推進機構大阪病院 皮膚科
キーワード:
背部
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
遺伝学的検査
,
Mucin-4
,
皮膚外科
,
線維粘液肉腫
Keyword:
Back
,
Genetic Testing
,
Immunohistochemistry
,
Skin Neoplasms
,
Mucin-4
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.425-429
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016208988
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42歳男。3年前より背部の皮下腫瘤を自覚し、徐々に増大したため近医受診後、精査加療目的に当科紹介となった。初診時、背部正中に35×30mm大、弾性硬の皮下腫瘤を認め、病理組織・免疫染色・遺伝子解析の結果、Low-grade fibromyxoid sarcomaと診断された。腫瘍を切除したが、切除断端はMUC4染色陽性を示し、腫瘍の残存が疑われたため、追加広範囲切除術を行った。術後3年経過した現在、再発や転移はみられない。
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