症例
術中迅速診断を行ったMeibom腺癌の3例
能登 舞
1
,
小谷野 博正
,
山田 勝裕
,
西巻 啓子
,
眞鍋 求
,
梅林 芳弘
1秋田大学 大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系皮膚科学・形成外科学講座
キーワード:
Meibom腺
,
眼瞼腫瘍
,
外科的皮膚弁
,
術中期
,
生検
,
脂腺癌
Keyword:
Biopsy
,
Eyelid Neoplasms
,
Intraoperative Period
,
Meibomian Glands
,
Surgical Flaps
,
Adenocarcinoma, Sebaceous
pp.421-424
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016208987
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症例1は73歳男性で、左上眼瞼の3mm大、常色~白色調結節を主訴とした。症例2は76歳女性で、右下眼瞼の7×3mm大、淡黄色結節を主訴とした。症例3は63歳女性で、左上眼瞼の7mm大、常色ドーム状結節を主訴とした。生検の結果、3例ともMeibom腺癌と診断のもと腫瘍を切除し、術中迅速診断にて腫瘍残存のないことを確認後、切除後皮弁で再建した。症例1、2は術後4年2ヵ月、症例3は術後8年4ヵ月経過した現在、いずれも再発・転移を認めない。
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