特集 膠原病
腰背部に比較的境界明瞭な角化性紅斑局面を呈した成人発症Still病の1例
松村 奈津子
1
,
石川 真郷
,
菊池 信之
,
三浦 貴子
,
竹之下 秀雄
,
山本 俊幸
1福島県立医科大学 皮膚科学講座
キーワード:
Ferritins
,
Prednisolone
,
Still病-成人
,
紅斑
,
背部
,
腰仙部
Keyword:
Back
,
Erythema
,
Lumbosacral Region
,
Prednisolone
,
Still's Disease, Adult-Onset
,
Ferritins
pp.228-229
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016168069
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79歳女。不明熱、腰背部の皮疹を主訴に、精査加療目的で当科紹介となった。初診時、腰部正中には手拳大で鱗屑を伴う境界明瞭な角化性紅斑を認め、熱感とそう痒感を有した。持続する発熱、炎症反応・フェリチン高値であることより、成人発症Still病と診断した。第9病日よりプレドニゾロン投与を開始したところ、速やかに解熱し、炎症反応および血清フェリチン値の低下を認め、皮疹も軽快した。
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