症例
小児に生じた汎発型皮下型環状肉芽腫の1例
荒川 正崇
1
,
名嘉眞 武国
1久留米大学 皮膚科学講座
キーワード:
自然寛解
,
生検
,
肉芽腫-環状
,
拡散MRI
Keyword:
Biopsy
,
Remission, Spontaneous
,
Granuloma Annulare
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.89-92
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149797
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1歳3ヵ月男児。1ヵ月前より右側頭部の皮下結節に母親が気づき、近医にて経過観察するも縮小せず、精査加療目的で当科紹介となった。初診時、右側頭部に1cm大までの類円形の皮下結節を触知し、1年後には同部位に皮下小結節が多発し、さらに左下腿伸側、左肘頭部にも皮下結節が出現した。生検を行い、病理組織学的に汎発型皮下型環状肉芽腫と診断された。生検後、皮下結節は非生検部を含めてすべて消退がみられた。
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