特集 光学療法
臨床例
ナローバンドUVBが奏効した汎発型環状肉芽腫症
吉井 優太
1
,
稲坂 優
,
倉橋 直子
,
河村 実穂
,
鶴見 由季
,
田中 義人
,
伊藤 有美
,
小寺 雅也
1地域医療機能推進機構中京病院 皮膚科
キーワード:
菌状息肉症
,
紫外線療法
,
鑑別診断
,
生検
,
苔癬-扁平
,
肉芽腫-巨細胞
,
サルコイドーシス
,
肉芽腫-環状
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Granuloma, Giant Cell
,
Lichen Planus
,
Mycosis Fungoides
,
Sarcoidosis
,
Ultraviolet Therapy
,
Granuloma Annulare
pp.915-918
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016400852
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<症例のポイント>環状肉芽腫(granuloma annulare、以下、GA)は膠原線維の変性を伴い、肉芽腫性変化を生じる原因不明の疾患である。自然消褪例もあるが、慢性の経過をたどる症例も多数みられる。自験例ではステロイド外用・トラニラスト内服を行うも、治療抵抗性を示したが、ナローバンドUVB(以下、NB-UVB)が著効したため報告する。
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