症例
胸髄腹側に発生した硬膜外血腫の1例
清水 睦也
1
,
菅原 修
,
中川 宏士
,
松盛 寛光
,
二田水 千里
,
米澤 嘉朗
1北見赤十字病院 整形外科
キーワード:
MRI
,
超音波診断
,
椎弓切除術
,
硬膜外血腫-脊髄
,
徒手筋力テスト
Keyword:
Laminectomy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Hematoma, Epidural, Spinal
pp.247-249
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00767.2016167429
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
79歳男。ゴルフ中に腰痛が出現し、鎮痛剤を内服するも改善せず、両下肢麻痺が出現したため近医受診後、当院紹介となった。胸椎MRI所見より胸髄腹側に発生した硬膜外血腫による両下肢麻痺と診断し、緊急でT7-T12椎弓切除による後方除圧術を施行した。術後1週のMRIでは血腫の消失が確認され、両下肢の麻痺も徐々に改善し、術後5週でFrankel分類はAからDまでに回復し、歩行可能となり、リハビリ目的で転院した。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.