特集 上腕骨外側・内側上顆炎—診療の基本と最近の進歩—
難治性上腕骨外側上顆炎に対するBoyd変法
松葉 友幸
1
,
高橋 憲正
1
1船橋整形外科病院スポーツ医学・関節センター
キーワード:
Boyd変法(modified Boyd procedure)
,
難治性上腕骨外側上顆炎(refractory lateral epicondylitis)
,
鏡視下手術(arthroscopic surgery)
Keyword:
Boyd変法(modified Boyd procedure)
,
難治性上腕骨外側上顆炎(refractory lateral epicondylitis)
,
鏡視下手術(arthroscopic surgery)
pp.836-841
発行日 2024年8月19日
Published Date 2024/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001858
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上腕骨外側上顆炎は保存的治療で約90%が自然寛解するが,難治性のため手術を要する症例を経験する。筆者らは難治症例に対して関節鏡視下に関節内病変をデブリドマンし,直視下に短橈側手根伸筋付着部を剥離,新鮮化後に再縫合を行うBoyd変法術を43肘に行った。術後成績は優:23,良:14,可:4,不可:2。17肘にスポーツ歴があり,平均6.8カ月で全例復帰可能であった。
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