発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014042061
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例は50歳女性で、10年前に右肘部管症候群に対し尺骨神経前方施行術が施行され、2年前より右肘外側部痛が出現し、保存的治療を行っていたが改善せず受診となった。MRIにて伸筋腱付着部周囲に高輝度領域を広範に認め、更に滑膜ひだの存在が示唆された。保存的治療を6ヵ月以上行ったが、改善が認められなかったため手術を施行したところ、術後経過は良好で、術後3ヵ月で疼痛は改善し、visual analogue scaleスコアは0点、quick-disabilities of the arm,shoulder and handスコアは11.7点に改善となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013