特集 脊髄損傷の治療アップデート
脊髄損傷の予後予測因子-脊髄損傷後の急性期血清亜鉛濃度は運動機能予後を予測する信頼性の高いバイオマーカーである-
貴島 賢
1
,
前田 健
1
,
中島 康晴
2
,
岡田 誠司
3
1総合せき損センター
2九州大学医学部整形外科
3大阪大学医学部整形外科
キーワード:
脊髄損傷(spinal cord injury)
,
運動機能予後予測(prediction of the functional outcome)
,
急性期血清亜鉛濃度(acute phase serum zinc concentration)
Keyword:
脊髄損傷(spinal cord injury)
,
運動機能予後予測(prediction of the functional outcome)
,
急性期血清亜鉛濃度(acute phase serum zinc concentration)
pp.294-300
発行日 2022年3月19日
Published Date 2022/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000922
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これまで,脊髄損傷の運動機能予後を正確に評価できる予測法は存在しておらず,治療効果判定は困難をきわめ,新規治療法開発の障害となっていた。今回,脊髄損傷急性期の血清亜鉛濃度が長期運動機能予後を正確に予測できることを見出したので,その概要を解説する。
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