特集 骨粗鬆症性椎体骨折-難治例の診断・治療を中心に-
骨粗鬆症性椎体骨折に対する薬物療法-術前後の薬物治療も含めて
稲毛 一秀
1
,
折田 純久
1,2
,
江口 和
1
,
志賀 康浩
1
,
古矢 丈雄
1
,
牧 聡
1
,
大鳥 精司
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
2千葉大学フロンティア医工学センター
キーワード:
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture)
,
薬物療法(pharmacotherapy)
,
二次骨折予防(secondary fracture prevention)
,
骨癒合促進(synostosis promotion)
Keyword:
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture)
,
薬物療法(pharmacotherapy)
,
二次骨折予防(secondary fracture prevention)
,
骨癒合促進(synostosis promotion)
pp.498-503
発行日 2021年5月19日
Published Date 2021/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000633
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
既存椎体骨折は将来の椎体骨折を4倍,またすべての骨折リスクを2倍に高めるとも報告されている。すなわち,骨粗鬆症性椎体骨折受傷直後から骨折の連鎖を止めるための薬物治療(二次骨折予防)を開始することが必須である。そこで本稿では,骨粗鬆症性椎体骨折に対する薬物療法について,① 骨折の連鎖を止めるための薬物治療(二次骨折予防),② 術前後の薬物治療(骨癒合促進)の2つの観点から概説する。
Copyright © 2021, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.