特集 整形外科におけるAIを用いた研究
AIと骨腫瘍の診断
長谷井 嬢
1,2
1岡山市立総合医療センター岡山市立市民病院整形外科
2岡山大学医学部
キーワード:
骨肉腫(osteosarcoma)
,
希少疾患(rare disease)
,
物体検出(object detection)
Keyword:
骨肉腫(osteosarcoma)
,
希少疾患(rare disease)
,
物体検出(object detection)
pp.1334-1340
発行日 2020年12月19日
Published Date 2020/12/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000479
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骨腫瘍のうち,特に原発性悪性骨腫瘍は,初診時にいかに正確に診断できるかが患者予後を左右する。しかしながら,いわゆる「希少がん」であることから診察経験に乏しい医師がほとんどであり,初診時のX線検査で所見を見落としてしまうことがある。そこで筆者らは,AIによるX線検査の読影システムを開発することで診断率の向上を図ろうとしているが,希少疾患であることから画像枚数に制限があり,開発には工夫が必要である。筆者らの取り組みについて紹介する。
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