Japanese
English
増大号特集 もう悩まない こどもと思春期の整形外科診療
7章 腫瘍性疾患
骨腫瘍
Bone Tumor
尾﨑 敏文
1
Toshifumi OZAKI
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Science of Functional Recovery and Reconstruction, Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences
pp.682-688
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202348
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point!
●最も基本的で重要な検査法は単純X線検査である.
●臨床情報,単純X線所見,そしてMRIなどの各種画像検査を組み合わせることにより,腫瘍の良悪性,組織型を推測できることが多く,良性が確定的なら画像診断のままで経過をみることがある.
●一方,悪性疑いなら生検により病理組織検査が行われる.
●原発性悪性骨腫瘍のうち,骨肉腫やEwing肉腫は10代の小児に好発する.悪性骨腫瘍は希少がんであり,診断と治療には高度の専門性が要求される.
●外科療法では適切な広範切除が標準治療であり,患肢温存手術が一般的に行われる.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.