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特集 整形外科画像診断・評価の進歩
Ⅵ.人工知能(AI),深層学習
4.人工知能による悪性骨腫瘍X線像読影システム
System for reading X-rays of malignant bone tumors using artificial intelligence
長谷井 嬢
1
J. Hasei
1
1岡山市立総合医療センター岡山市立市民病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Okayama City General Medical Center Okayama City Hospital, Okayama
キーワード:
osteosarcoma
,
deep learning
,
object detection
Keyword:
osteosarcoma
,
deep learning
,
object detection
pp.715-720
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_715
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は じ め に
原発性悪性骨腫瘍の予後は,集学的化学療法や外科療法の進歩により,近年大きく改善してきた.しかしながら,初診時にすでに遠隔転移を有する症例の予後はきわめて不良である.そのため,いかに早期診断,早期治療が開始できるかで患者予後が左右される.
われわれは人工知能(AI)によるX線検査の読影システムを開発することで,診断率の向上を図ろうとしているが,希少疾患であることから画像枚数に制限があり,開発には工夫が必要である.本稿では,われわれの取り組みについて紹介する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022