特集 整形外科の外傷治療-現状と課題-
Ⅳ. 手外傷,開放骨折,術後感染,偽関節治療における現状と課題
偽関節治療における現状と課題
依光 正則
1
1岡山労災病院整形外科
pp.126-132
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000278
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偽関節は,骨折治療のあらゆる段階における様々な因子が影響することで発生する。初期から適切な治療を行うことで,多くは防ぐことができると考えられ,骨折を正常に癒合させる為の技術と知識の系統だった教育を充実させることが現在の課題である。偽関節に関する知識が不十分なまま治療を行ってしまうことで,さらに状況を悪化させてしまい,治療は困難を極めることとなる。偽関節の要因について十分に理解したうえで,治療にあたることが必須である。
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