Japanese
English
特集 周術期リハビリテーション
現状と課題
Perioperative rehabilitation-current status and problems.
菅 俊光
1
Toshimitsu Suga
1
1関西医科大学附属滝井病院リハビリテーション科
1Kansai Medical University Takii Hospital Physical Medicine and Rehabilitation
キーワード:
周術期リハビリテーション
,
リスク管理
,
術後合併症
Keyword:
周術期リハビリテーション
,
リスク管理
,
術後合併症
pp.409-415
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110101
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はじめに
最近では高齢者に対する手術だけでなく,慢性疾患を合併する患者やさらには複数の合併疾患を有する患者に手術を行う機会が増加している.このような状態で手術を行った場合には,術後速やかに合併症なく回復させるために周術期の管理が重要である.
周術期には,臓器の虚血や再灌流,感染,疼痛,組織損傷,出血などの侵襲に遭遇する.特に,開胸・開腹・開心手術などでは侵襲が大きい.侵襲から回復するためには,呼吸,循環,代謝,内分泌,免疫などの多くの機能を適切にコントロールする必要がある.
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