偽関節治療の基本

偽関節の治療に際しては診断が重要であるため，まずその原因を考え，どのような偽関節のタイプであるのかを理解する必要がある。そして，骨癒合を獲得するためには，偽関節を呈した原因を解決する。患者教育を含んだ保存治療は重要である。手術治療としては肥厚性偽関節（hypertrophic nonunion）であればアライメントに注意しながら強固に固定し，萎縮性偽関節（atrophic nonunion）であればさらに骨移植を行い良好な生物学的活性を与えることが必須となる。