特集 先生はどこまでペースメーカを深く識っていますか
診る 異なる心房ペーシング部位で心房細動は予防できるか?
林 克英
1
,
河野 律子
,
安部 治彦
1済生会熊本病院 循環器内科不整脈先端治療部門
キーワード:
人工心臓ペーシング
,
心房
,
心房細動
,
臨床試験
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Cardiac Pacing, Artificial
,
Clinical Trials as Topic
,
Heart Atria
pp.829-833
発行日 2019年9月9日
Published Date 2019/9/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2020033378
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<Point>1 心房細動発症抑制の方法として,従来の右心耳ペーシングからalternativesitepacingでのリード留置が試みられている。2 低位心房中隔ペーシングでは,右心耳ペーシングと比べ短い房室伝導時間となり,累積心室ペーシング率の抑制が可能である。3 右心耳ペーシングと低位心房中隔ペーシングを比較した大規模臨床試験(SAFEstudy)では,発作性心房細動を有する洞不全症候群症例において,低位心房中隔ペーシングの持続性心房細動への進行抑制に対する有効性は認めなかった。
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