特集 CCUの現状を識る:循環器医がするべきこと
治す 急性心不全・難治性心不全におけるCCUの役割と治療連携
佐藤 直樹
1
1日本医科大学武蔵小杉病院 循環器内科・集中治療室
キーワード:
CCU
,
酸素飽和度測定
,
心不全
,
チーム医療
,
クリティカルケア
,
時間因子
,
トリアージ
,
非侵襲的陽圧呼吸
Keyword:
Coronary Care Units
,
Critical Care
,
Heart Failure
,
Oximetry
,
Patient Care Team
,
Time Factors
,
Triage
pp.1055-1058
発行日 2017年10月9日
Published Date 2017/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017402200
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50年前に日本に初めてcoronary care unit(CCU)が設立され,循環器救急を扱う多くの病院でCCUを有するようになった。最近では,冠動脈疾患のみならず,大動脈解離・瘤,肺血栓塞栓症,そして,最も患者数の多い心不全とすべての循環器救急疾患を受け入れるようになっている。このような状況を踏まえて,よくいわれるように現在のCCUは,cardiovascular care unitの略として理解されるようになった。このように多岐にわたる循環器救急疾患のなかで,最も病態が多彩で,多角的なアプローチが必要とされるのが心不全である。本稿では,急性心不全と静注薬から離脱ができないと定義される難治性心不全に対するCCUにおいて筆者らはどのようにマネージメントすべきかについてまとめることとする。
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