発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005267011
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胸痛センターは胸部症状を有するすべての救急患者を対象に,急性冠症候群の早期診断・早期治療を目的としている.胸痛センターは,救急隊から直接三次救急に搬送することによりprehospital careを短縮でき,あらゆる患者の重症度に対応できる合理的な施設である.救急隊から胸痛センターに搬送された急性冠症候群を疑う患者は,心電図・心エコー・血液検査により一次的なリスクの層別化を施行し,重症度を判別する.その結果,不必要な入院を減少し,医療経済面でも役立っている.胸痛センターにより,急性心筋梗塞は早期の再灌流療法が可能となり,その結果,心ポンプ機能の改善をもたらし,死亡率を減少させる
©Nankodo Co., Ltd., 2005