特集 循環器疾患における栄養管理・食事指導を識る
治す 栄養サポートチームが循環器疾患の予後を改善する
宮島 功
1
1近森病院 臨床栄養部
キーワード:
患者教育
,
緩和ケア
,
心臓血管疾患
,
心不全
,
体重
,
肥満
,
予後
,
チーム医療
,
栄養補助
,
再入院
,
時間因子
,
病勢悪化
Keyword:
Cardiovascular Diseases
,
Body Weight
,
Heart Failure
,
Patient Readmission
,
Patient Education as Topic
,
Patient Care Team
,
Obesity
,
Palliative Care
,
Prognosis
,
Time Factors
,
Disease Progression
,
Nutritional Support
pp.657-662
発行日 2017年6月9日
Published Date 2017/6/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017260971
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日本循環器学会は循環器疾患診療実態調査を行い,回答を得た1,573施設の入院患者数を報告した。2016年度の急性心筋梗塞患者数が7万1,803人に対して心不全入院患者数は24万7,996人と約3.5倍であった。さらに,心不全入院患者数は,3年間で5,000人程度増加している。心不全患者の再入院率は高く,QOL低下の要因となる。心不全の病態の変化を理解し,症状にあった栄養サポートを行うことが重要である。今回,循環器疾患に対する栄養サポートチーム(nutrition support team;NST)の介入法とその効果について心不全患者への対応を中心に解説する。
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