特集 CT、MRIを上手に循環器診療で使いこなせ!
識る CTを冠動脈評価に活用するうえで知っておくべきエビデンス
藤本 進一郎
1
1順天堂大学 大学院医学研究科循環器内科学
キーワード:
冠状動脈硬化症
,
胸痛
,
リスク
,
Evidence-Based Medicine
,
冠血管造影
,
重症度指標
,
トリアージ
,
CT血管造影
,
狭心症-安定
,
血管石灰化
,
無症候性疾患
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Chest Pain
,
Coronary Artery Disease
,
Risk
,
Severity of Illness Index
,
Triage
,
Coronary Angiography
,
Evidence-Based Medicine
,
Angina, Stable
,
Asymptomatic Diseases
,
Vascular Calcification
pp.251-257
発行日 2017年3月9日
Published Date 2017/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017164741
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冠動脈CTは保険償還されてから約10年が経過した。それまで閉塞性冠動脈疾患を視覚的に評価する方法は,主に侵襲的な心臓カテーテル法であったが,冠動脈CTの登場により非侵襲的に評価することが可能となり,現在,臨床の場に広く普及している。その一方,臨床で冠動脈CTを正しく活用するためにはその特徴を理解したうえで,適応に応じて使用することが重要である。本稿では冠動脈CTを活用するにあたり,その根拠となっているエビデンスや有用性のコンセンサスが得られている情報について概説する。
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