CKD-MBD臨床研究
透析患者の血管石灰化、弁石灰化の検出と病態生理
常喜 信彦
1
,
田中 友里
1東邦大学医療センター大橋病院 腎臓内科
キーワード:
冠状動脈硬化症
,
胸部X線診断
,
血液透析
,
骨盤
,
心エコー図
,
心臓弁膜症
,
腎不全-慢性
,
腹部X線診断
,
冠血管造影
,
CT血管造影
,
血管石灰化
,
頭部CT
,
病態生理
,
腹部CT
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Echocardiography
,
Coronary Artery Disease
,
Heart Valve Diseases
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Pelvis
,
Radiography, Abdominal
,
Radiography, Thoracic
,
Coronary Angiography
,
Vascular Calcification
pp.307-314
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2015022613
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CKD-MBD診療には予後に直結する異所性石灰化,とくに心血管系の精査は欠かせないものである.臨床現場では血管石灰化を評価する方法は多く存在するが,どの手法を用いてどこを評価することがもっとも臨床上重要であるかの答えは出ていない.臨床現場の判断にゆだねられているといっても過言ではない.冠動脈CTによる冠動脈石灰化の報告は多数認められるが,周知のごとく透析患者の多くが小規模施設で診療を受けていることを考慮すれば,より簡便で定量化の可能な手法が求められる.現在行われている心血管系の石灰化評価方法についてまとめた.
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