特集 救急放射線診断へのアプローチ
脊椎/外傷 椎間板ヘルニア
松田 めぐみ
1
,
山本 麻子
1帝京大学 放射線科学講座
キーワード:
MRI
,
椎間板ヘルニア
,
分類
Keyword:
Classification
,
Intervertebral Disc Displacement
,
Magnetic Resonance Imaging
pp.120-122
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019006661
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<診断のポイント>
・bulging(膨隆)とヘルニアの鑑別、さらにヘルニアの場合protrusionとextrusionの鑑別が重要である。bulgingは無症状者で多く、加齢性変化の範疇とされ、治療を必要としない。ヘルニアを認める有症状者では手術が検討されるが、extrusionは脱出部の切除、protrusionでは線維輪切除や髄核切除が行われ、手術が異なる。
・特に横断像を観察し、椎間板ヘルニアの程度や位置、脊髄
・神経根への圧排の程度を評価する。このとき、横断像が椎間板の傾きに合わせたものであることを確認する。ずれがあると椎間板突出が正確に判断できない。
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