発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002228466
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椎間板内ステロイド注入療法(SIDT)を行った腰椎椎間板ヘルニア60例(男35例・女25例,14~80歳)を対象に,治療成績について検討した.SIDT施行により,JOAスコアは平均15点から最終調査時22点に改善し,paired t検定で有意差を認め,改善率は平均50%であった.改善率35%以上の有効例は34例(57%)で,有効例のうち76%は,施行後1週間以内に効果がみられた.また,側方脊柱管狭窄を伴う25例に改善率は27%,伴わない35例では53%と有意差がみられた.SIDTは大きな合併症はなく,手術的治療を施行する前に試みることが有効な治療と考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2002