特集 小児整形外科-新たな治療法の導入-
エイトプレートでの成長軟骨抑制による治療 変形矯正と脚長補正
田村 太資
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター リハビリテーション科
キーワード:
脚長不等
,
下肢骨
,
関節可動域
,
機器のデザイン
,
外科用器具
,
内固定法
,
骨プレート
,
膝関節
,
術後合併症
,
成長板
,
骨アライメント異常
,
人工器官機能不全
,
体内埋込み具の除去
,
アラインメント
Keyword:
Bone Plates
,
Equipment Design
,
Fracture Fixation, Internal
,
Growth Plate
,
Leg Length Inequality
,
Knee Joint
,
Postoperative Complications
,
Prosthesis Failure
,
Surgical Instruments
,
Range of Motion, Articular
,
Bone Malalignment
,
Device Removal
,
Bones of Lower Extremity
pp.593-599
発行日 2017年6月19日
Published Date 2017/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017261396
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はじめに
「成長を抑制し,変形矯正や脚長補正を行う」と いう概念は,小児を扱う整形外科医のみがもつ概 念である。古くより,成長を意のままにしようと するさまざまな方法が試みられたが,それぞれに 一長一短があった。しかし,エイトプレート (Guided GrowthTM System®,ORTHOFIX社)の 導入により簡便にかつ確実に手術が実施できるよ うになり,骨端成長抑制による変形矯正,脚長補 正手術を選択する症例が増えた。一方で,エイト プレート導入後5年が経過し,手術や術後管理に おいて注意すべき点も明らかになりつつある。 本稿では骨端成長抑制手術の変遷について触れ た後,エイトプレートを用いた変形矯正・脚長補 正手術の実際について述べていく。
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