特集 膝靱帯損傷-up to date-
将来の治療 膝靱帯手術におけるナビゲーションの応用
中川 匠
1
,
武冨 修治
1帝京大学 医学部整形外科学教室
キーワード:
X線透視検査
,
大腿骨
,
三次元イメージング
,
コンピュータ支援手術
,
前十字靱帯再建術
,
骨穿孔法
Keyword:
Femur
,
Fluoroscopy
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Surgery, Computer-Assisted
,
Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
pp.296-301
発行日 2017年3月19日
Published Date 2017/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017145570
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はじめに
膝靱帯手術に対するナビゲーションの応用は, その多くが前十字靱帯(anterior cruciate ligament; ACL)再建術を対象にして行われてきた。ACL再 建術に対してナビゲーションを応用した最初の報 告は1995年に遡り,2000年以降,多くの論文が出 されている。当初はナビゲーションをACL再建術 の際に大腿骨や脛骨の骨孔を正確に作製するため に応用した報告が多かったが,近年はナビゲーショ ンを膝関節の不安定性の定量的評価や術式間での 比較などの生体力学的計測に応用した報告が増加 している1)。
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