経験と考察
日本人正常膝におけるposterior condylar offsetと脛骨後方傾斜角との関連性
川島 史義
1
,
浅井 聡司
,
高木 博
1昭和大学藤が丘病院 整形外科
キーワード:
脛骨
,
膝外傷
,
膝関節
,
靱帯損傷
,
前十字靱帯
,
大腿骨
,
X線CT
,
三次元イメージング
,
前十字靱帯再建術
Keyword:
Femur
,
Knee Injuries
,
Knee Joint
,
Tibia
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Anterior Cruciate Ligament
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
pp.231-234
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016169116
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日本人正常膝100例を対象にposterior condylar offset ratio(PCOR)と脛骨後方傾斜角の関連性を検討した。男女各50例で、平均年齢は26.2歳であった。その結果、PCOR平均値は内側が外側よりも有意に大きかったが、男女間での有意差は認めなかった。脛骨後方傾斜角は内側が外側よりも有意に大きく、内側は男性のほうが女性より有意に大きかった。内側および外側とも、PCORと脛骨後方傾斜角との間に有意な関連性はみられなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016