経験と考察
解剖学的二重束再建術への術式変更 経脛骨骨孔法とoutside to inside法の検討
柏葉 光宏
1
,
高橋 敦
,
川又 朋麿
,
藤澤 博一
,
上村 雅之
,
井樋 栄二
1東北大学 整形外科
キーワード:
X線透視検査
,
脛骨
,
膝外傷
,
靱帯損傷
,
前十字靱帯
,
前向き研究
,
前十字靱帯再建術
,
骨穿孔法
Keyword:
Fluoroscopy
,
Knee Injuries
,
Prospective Studies
,
Tibia
,
Anterior Cruciate Ligament
,
Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
pp.1261-1266
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014009490
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解剖学的二重束再建術における大腿骨骨孔の作成について、経脛骨骨孔法(TT法:11例)とoutside to inside法(OI法:12例)で比較検討した。その結果、手術時間はTT法で有意に短かったが、臨床成績や至適骨孔位置の獲得については両群間で有意差がみられなかった。3D-CTによる骨孔位置の検討では、TT法は前方で上の傾向があり、二重束再建術の経験が少ない術者では手術時間が要するもののOI法が推奨される。
©Nankodo Co., Ltd., 2013