特集 FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)の最新知見
FAIの最近の動向 最近3年間の文献的review
坂本 武郎
1
,
帖佐 悦男
1宮崎大学 医学部整形外科
キーワード:
大腿寛骨臼インピンジメント
,
文献研究
Keyword:
Femoracetabular Impingement
,
Knowledge Discovery
pp.114-116
発行日 2017年2月19日
Published Date 2017/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017116346
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大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)に関する最近3年間の文献をもとに、FAIの病因、病態、診断、治療法について概観した。頻度に関しては、股関節痛を有する患者のなかで何らかの画像上のFAI関連所見を有する症例は29.2%であったとの報告がある。スポーツと関連した報告も多く、スポーツ活動性に影響を与えるのはcam typeが多く、種目ではサッカーとマーシャルアーツの比率が高かったことを報告している。手術法に関しては、日本ではsurgical dislocalion、mini openによるosteochondroplasty、鏡視下手術が施行きれてきている。股関節鏡による手術は整形外科の手術のなかで一番増えている分野であり、1999~2009年の10年で18倍増えているとの報告がある。
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