特集 FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)の最新知見
FAIの術後リハビリテーション
立石 聡史
1
,
宇都宮 啓
,
内田 宗志
1産業医科大学若松病院 リハビリテーション部
キーワード:
自動運動療法
,
リハビリテーション
,
リスクマネジメント
,
歩行訓練
,
関節角度測定
,
大腿寛骨臼インピンジメント
Keyword:
Rehabilitation
,
Risk Management
,
Arthrometry, Articular
,
Femoracetabular Impingement
pp.176-188
発行日 2017年2月19日
Published Date 2017/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017116357
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はじめに
大腿骨寛骨臼インピンジメント(femoroacetabular impingement;FAI)に対する鏡視下手術が目覚まし く発展してきたなかで,術後のリハビリテーション は重要である。FAIの術後リハビリテーション(術 後リハ)では,①股関節周囲筋の柔軟性改善,②股 関節周囲筋の筋力強化,③core stabilizationトレー ニングが推奨されている1)。しかし,術後リハに関 する質の高い研究は少なく,手探りのなかで進めて いるのが現状である。本稿では,最新の知見を踏ま えて,FAIの術後のリスク管理と後療法にて改善す べき機能について解説する。
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