Japanese
English
問題点の検討
整形外科疾患の主治医となったホスピタリストへのアンケート調査
A survey on how hospitalists consider hospitalist orthopedic surgery co-management
井上 三四郎
1
,
井村 洋
1
,
小田 浩之
1
,
松永 諭
1
,
鵜木 友都
1
,
宍戸 諒平
1
S. Inoue
1
,
H. Imura
1
,
H. Oda
1
,
S. Matsunaga
1
,
Y. Unoki
1
,
R. Shishido
1
1飯塚病院総合診療科
1Dept. of General Medicine, Iizuka Hospital, Iizuka
キーワード:
hospitalist
,
orthopedic surgery
,
co-management
Keyword:
hospitalist
,
orthopedic surgery
,
co-management
pp.1181-1185
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_1181
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は じ め に
米国ではホスピタリストシステムの発展に伴い,co-managementと呼ばれる診療モデルが広まっている1).特に整形外科領域において普及しており,orthogeriatric co-managementやhospitalist orthopedic surgery co-management(HOCM)と呼ばれている1,2).当科でも,ホスピタリストが主治医になる形態で日常的にHOCMが行われている2).しかし本邦では,HOCMは一般的ではない.そのため,保険制度や文化背景を同じくした本邦のホスピタリストの肉声を聞く機会は少ない.本稿の目的は,HOCMの「受け皿」であるホスピタリストの視点からHOCMを評価することである.
ここで本稿の理解を深めるために自己紹介をしたい.筆者は1999年に鹿児島大学を卒業し,九州大学整形外科に入局した.以来その関連病院で整形外科医として勤務した.2022年4月から飯塚病院総合診療科に異動し,現在は総合診療科内の整形外科業務に携わっている.
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