Universal instrument adapterを用いた側臥位経皮的椎弓根スクリューの挿入精度

Accuracy of percutaneous pedicle screw by lateral decubitus position using universal instrument adapter

は じ め に

　近年，術中CTナビゲーションを用いた経皮的椎弓根スクリュー（percutaneous pedicle screw：PPS）の有用性が報告される^1,2）．代表的なO-arm（Medtronic Sofamor Danek社，Memphis）を用いた術中CTナビゲーションによる脊椎手術では，専用のNavLock Tracker（Medtronic社，Dublin）をナビゲーション専用インストゥルメントに取り付け，先端をリファレンスフレームのディボットに当てナビゲーション登録を行う（図1）．Medtronic社以外のPPSシステムでもドライバーにインストゥルメントアダプタであるSureTrak Universal Tracker（SureTrak）［Medtronic社］を取り付け，手順を踏んでナビゲーション登録すればリアルタイムナビゲーションが可能になる（図2）．しかしながら，SureTrakを用いた術中CTナビゲーションによるPPS逸脱についての報告はない．そこで本研究ではSureTrakを用いた側臥位でのsingle position surgery（SPS）におけるPPS逸脱率を調査した．