Japanese
English
整形手術手技
側臥位での三次元ロッドベンダーを用いた手術手技
Using three-dimensional rod bending system in lateral decubitus position
檜山 明彦
1
,
渡辺 雅彦
1
A. Hiyama
1
,
M. Watanabe
1
1東海大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokai University, School of Medicine, Isehara
キーワード:
lateral lumbar interbody fusion
,
intraoperative CT navigation
,
rod bending
Keyword:
lateral lumbar interbody fusion
,
intraoperative CT navigation
,
rod bending
pp.876-880
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_876
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は じ め に
側方進入腰椎椎体間固定術(lateral lumbar interbodyfusion:LLIF)がわが国に導入され,LLIFは現在脊柱変形に対する前方解離や脊柱管の間接除圧に行われるようになっている1,2).
わが国においては,LLIFの際に後方からの固定術が推奨されるが,その際に使用されるのは経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)である.PPSの挿入は,いまだ多くの施設で腹臥位・透視下に挿入されるのが一般的である.
一方で,手術侵襲(手術時間の短縮や医療被曝など)の低減はもとより,手術においてもっとも重要な課題である安全性の確保をめざすうえで,術中CTナビゲーションをはじめとした各種手術支援機器の有用性が近年報告される3).われわれも間接除圧目的にLLIFを行っているが,手術侵襲を最小限にすべく,各種手術支援機器を用いたsingle position surgery(SPS)を行い,その有用性についてこれまで報告してきた4,5).
本研究では,新たな手術支援機器(Bendini:NuVasive社,San Diego)を用いた側臥位でのSPS手技について症例をふまえて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022