Japanese
English
問題点の検討
イメージレス経皮的椎弓根スクリュー手技のピットフォールと回避策
Pitfalls and workarounds for imageless percutaneous pedicle screw technique
檜山 明彦
1
,
渡辺 雅彦
1
A. Hiyama
1
,
M. Watanabe
1
1東海大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokai University School of Medicine, Isehara
キーワード:
percutaneous pedicle screw
,
CT navigation
,
intraoperative imaging
Keyword:
percutaneous pedicle screw
,
CT navigation
,
intraoperative imaging
pp.443-448
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_443
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は じ め に
経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)の挿入に際しては,これまでイメージが必須であった.
ここ数年の脊椎ナビゲーションの進歩はめざましく,安全かつ正確に椎弓根スクリューの挿入を行うことができるようになった.最近では,ナビゲーションを含めコンピュータ支援整形外科手術(computer assisted orthopaedic surgery:CAOS)を用いた報告も散見される1).そのうち移動型デジタル式汎用一体型X線透視診断装置(術中3D撮影)は本邦に導入され,ナビゲーションとの連動でイメージレスなPPS挿入が可能になった2,3).しかしながら,スクリュー挿入からロッドの挿入まですべてをイメージレスで行う脊椎固定術手技に関するピットフォールやその回避策を述べた論文は少ない.本稿ではイメージレスPPS手技についてのピットフォールとその回避策について報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020