Japanese
English
連載 専門医試験をめざす症例問題トレーニング
骨・軟部腫瘍
Musculoskeletal tumor
播广谷 勝三
1
K. Harimaya
1
1九州大学病院別府病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Kyushu University Beppu Hospital, Beppu
キーワード:
bone metastasis
,
spinal tumor
,
metastatic spinal cord compression
,
diagnosis
,
treatment
Keyword:
bone metastasis
,
spinal tumor
,
metastatic spinal cord compression
,
diagnosis
,
treatment
pp.78-84
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_78
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症 例.65歳,女.
主 訴:両下肢脱力,歩行障害.
家族歴:特記すべきことはない.
既往歴:7年前に他医で甲状腺腫瘍摘出.
現病歴:2ヵ月ほど前から特に誘因なく,背部痛を自覚していたが放置していた.徐々に疼痛が増強してきた.最近になって徐々に下肢のしびれを自覚するようになり,歩行時につまずきやすくなってきたため,前医を経て紹介され受診となった.
初診時所見:歩行は独歩可能であるが不安定であった.片脚起立は両側不可能であった.
両下腿以下に触覚および痛覚の鈍麻があった.
膝蓋腱反射は+/+,Achilles腱反射は±/±,Babinski反射は−/−であった.
膝関節伸展,足関節・足趾底背屈は筋力低下していた.
画像所見:X線像を図1に示す.
MRIを図2に示す.
© Nankodo Co., Ltd., 2020