Japanese
English
誌上シンポジウム 原発巣別転移性骨腫瘍の治療戦略
前立腺癌骨転移の診療戦略
Management for the Skeletal Metastasis in Patients with Prostate Cancer
髙木 辰哉
1
Tatsuya TAKAGI
1
1順天堂大学整形外科・リハビリテーション科・緩和ケアセンター
1Department of Orthopedics, Rehabilitation Medicine, Palliative Care Center Juntendo University
キーワード:
骨転移
,
bone metastasis
,
前立腺癌
,
prostate cancer
,
治療
,
treatment
Keyword:
骨転移
,
bone metastasis
,
前立腺癌
,
prostate cancer
,
治療
,
treatment
pp.881-887
発行日 2018年10月25日
Published Date 2018/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201190
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前立腺癌は予後が長く,骨転移も多くみられるがんの代表であり,その診断と治療には近年,大きな変化がみられている.前立腺癌に対する新規薬剤と骨修飾薬の投与で多くの骨転移がコントロール可能になってきた半面,生存期間の延長によって骨関連事象が起きることもみられるようになってきた.
とくに,前立腺癌に対して未治療の骨転移では,造骨と溶骨が混合する画像が比較的多くみられること,骨転移発覚後の5年生存率は41%と改善傾向にあるが,骨転移発覚時に去勢抵抗性前立腺癌であった症例は予後が悪いことを,自験例の解析から報告する.
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