Japanese
English
経験と考察
骨折線周囲の骨吸収域が成長期腰椎疲労骨折の早期癒合に与える影響
The effect of osteolytic region around the fracture line on early healing of the lumbar stress fractures in the young
兼子 秀人
1
,
村上 元庸
1
H. Kaneko
1
,
G. Murakami
1
1村上整形外科クリニック
1Murakami Orthopaedic Clinic, Koka
キーワード:
lumbar stress fracture
,
osteolytic
,
healing
,
pediatric spondylolysis
Keyword:
lumbar stress fracture
,
osteolytic
,
healing
,
pediatric spondylolysis
pp.737-740
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_737
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は じ め に
成長期腰椎疲労骨折の保存的治療においては,進行度が予後に影響することが知られているが,同じ進行度であっても早期癒合する例と癒合が遷延する例とが存在する.このような癒合遷延の危険因子としては,進行度をはじめいくつかの要素が報告されている1~5)が,進行度以外の骨折部局所所見について検討した報告はない.そこでわれわれは,骨折部局所所見として骨折線周囲の骨吸収域の有無に注目し,早期癒合との関連性について検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2019