Japanese
English
スポーツ医学
成長期腰椎疲労骨折の骨癒合期間を予測する
To predict the duration of bone union of lumbar stress fractures in growth period
兼子 秀人
1
,
村上 元庸
1
H. Kaneko
1
,
G. Murakami
1
1村上整形外科クリニック
1Murakami Orthopaedic Clinic, Koka
キーワード:
lumbar stress fracture
,
prediction
,
duration
,
bone union
,
growth period
Keyword:
lumbar stress fracture
,
prediction
,
duration
,
bone union
,
growth period
pp.842-847
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_842
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は じ め に
成長期腰痛の原因の一つである腰椎分離症は,急性期である疲労骨折の時期であればスポーツの中断を中心とした保存療法によって癒合が望める.しかし,成長期の子どもたちにとって長期にスポーツ中断を指示される精神的負担は大きいものである.そこで,治療開始の際に治療期間の予測を提示することは有意義であると思われる.癒合までの期間は,骨折進行度によって3~6ヵ月必要と報告されている1)が,実際の臨床現場ではさらに長期間必要な症例もある.われわれは,癒合期間に影響を与える因子を検討し,骨癒合期間を予測することを試みた.
© Nankodo Co., Ltd., 2018