Japanese
English
臨床室
腰椎関節突起間部疲労骨折が骨癒合後に再骨折した1例
Lumbar stress refractures after bony union of pars interarticularis fractures;report of a case
小林 良充
1
,
尾藤 晴彦
2
,
船越 雄誠
1
,
滝 正徳
3
,
鈴木 浩介
2
,
桐村 憲吾
4
,
杉山 雅洋
5
Y. Kobayashi
1
,
H. Bito
2
,
Y. Funakoshi
1
,
M. Taki
3
,
K. Suzuki
2
,
K. Kirimura
4
,
M. Sugiyama
5
1聖隷浜松病院スポーツ整形外科
2浜松市リハビリテーション病院スポーツ整形外科
3浜松市リハビリテーション病院足の外科・スポーツ整形外科
4浜松市リハビリテーション病院整形外科
5浜松市リハビリテーション病院放射線科
1Dept. of Sport Orthop. Surg., Seirei Hamamatsu General Hospital, Hamamatsu
キーワード:
spondylolysis
,
lumbar stress fracture
,
refracture
Keyword:
spondylolysis
,
lumbar stress fracture
,
refracture
pp.1375-1379
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_1375
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近年,画像診断技術の進歩によって腰椎疲労骨折の診断が容易になるとともに,CTとMRIの所見の乖離がみられるようになった.MRIで信号変化がなく,CTで初期型の骨折がみられる場合である1).また先行する骨折の骨癒合後の痕跡と考えられる所見を見出すこともある.本例も初期型の骨折であるが信号変化がみられず,かつ骨折の骨癒合後の痕跡がみられた1例で,L5疲労骨折に続いて生じたL4骨折の骨癒合後,再びL5に骨折が起こった.その経過を呈示し,近年得られた知見から考察を試みた.
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