Japanese
English
特集 上位頚椎疾患―その病態と治療(第23回日本脊椎外科学会より)
保存療法による成長期脊椎分離症分離部骨癒合の成績
Results of Conservative Treatment on Fusion of the Separated Portion in Cases of Spondylolysis during the Growth Period
吉田 徹
1
,
山根 知哉
1
Tohru Yoshida
1
1(医)慈和会吉田整形外科病院
1Yoshida Orthopaedic Hospital
キーワード:
脊椎分離症
,
spondylolysis
,
成長期
,
growth period
,
保存療法
,
conservative treatment
Keyword:
脊椎分離症
,
spondylolysis
,
成長期
,
growth period
,
保存療法
,
conservative treatment
pp.457-463
発行日 1995年4月25日
Published Date 1995/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901609
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:MRIは成長期脊椎分離症の診断に画期的な進歩をもたらした.すなわちX線像では勿論,CT像でも診断困難な脊椎分離の始まりをMRIは補捉することが可能である.1991年以来,MRIによる診断を用い,成長期脊椎分離症の保存療法を行ってきた.18歳以下の例で椎弓根部にMRI T1強調像で低輝度変化を認めた成長期脊椎分離例では,脊椎装具などの保存療法で80%以上の分離部の骨癒合が得られた.このMRI T1強調像での分離部の低輝度変化は保存療法による分離部骨癒合を保証するものであった.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.