特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 5] 消化管がんに対する全身療法の最前線
食道がんに対する全身療法
森田 竜一
1
,
山本 駿
1
1国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科
キーワード:
食道扁平上皮がん(ESCC)
,
化学放射線療法(CRT)
,
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
Keyword:
食道扁平上皮がん(ESCC)
,
化学放射線療法(CRT)
,
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
pp.273-278
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_273
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★★ 食道扁平上皮がん(ESCC)の治療体系は進化しており,根治的化学放射線療法(dCRT)はJCOG0502試験,JCOG0909試験により非手術治療や臓器温存治療が根治的治療の選択肢として確立された.
★★ 周術期治療では,JCOG1109(NExT)試験により術前DCF(ドセタキセル,シスプラチン,フルオロウラシル)療法が新たな術前治療として確立された.
★★ 緩和的化学療法においては,ニボルマブ(ATTRACTION-3)が二次治療で承認されたのを皮切りに,現在ではKEYNOTE-590,CheckMate 648,RATIONALE-306などの試験結果に基づき,複数の免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が一次治療の標準選択肢として確立している.
★★ ICIを基盤とした分子標的治療薬や抗体薬物複合体の併用療法,がんゲノムプロファイリングに基づく個別化治療の開発が進められている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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