特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 5] 消化管がんに対する全身療法の最前線
消化管がんに対する放射線治療
伊藤 芳紀
1
1昭和医科大学医学部 放射線医学講座 放射線治療学部門
キーワード:
胃がん
,
食道がん
,
直腸がん
,
肛門管がん
,
化学放射線療法(CRT)
,
緩和的放射線治療
Keyword:
胃がん
,
食道がん
,
直腸がん
,
肛門管がん
,
化学放射線療法(CRT)
,
緩和的放射線治療
pp.290-294
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_290
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★★★ 食道がん・肛門管がんに対する根治的化学放射線療法(CRT)は食道や肛門の温存を図ることができる臓器温存療法として有用な治療法である.
★★ 早期食道がん・直腸がんの局所治療後の高リスク因子例に対して手術の代替として臓器温存を図ることができる予防的CRTが検討される.
★ 局所進行直腸がんに対して,遠隔転移の制御,生存期間の延長を目的として,手術前に術前照射と全身化学療法も行うtotal neoadjuvant therapyによる治療開発が行われている.
★★★ 原発巣・リンパ節転移に起因する通過障害,出血,疼痛などの症状に対する緩和的放射線治療は,これらの症状を軽減し,患者のQOLを向上させる有用な治療法である.
★ 高精度放射線治療として,強度変調放射線治療(IMRT),粒子線治療(陽子線治療・重粒子線治療)があり,周囲正常臓器の線量を低減させ,有害事象の軽減が可能である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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