特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 5] 消化管がんに対する全身療法の最前線
切除不能進行・再発胃がんに対する全身化学療法
中山 厳馬
1
1国立がん研究センター東病院 消化管内科
キーワード:
胃がん
,
化学療法
,
免疫療法
,
バイオマーカー検査
Keyword:
胃がん
,
化学療法
,
免疫療法
,
バイオマーカー検査
pp.279-283
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_279
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★ 切除不能進行・再発胃がんに対する薬物療法は,バイオマーカーに基づく個別化医療が進んでいる.
★ 2010年以降ヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)陽性が独立したカテゴリーとなり,免疫チェックポイント阻害薬の臨床導入により,ミスマッチ修復(MMR)/マイクロサテライト不安定性(MSI)が免疫原性の高い独立したサブセットとの認識が固まった.
★ CLDN18.2を標的としたゾルベツキシマブの登場により,HER2陰性/CLDN18陽性において免疫療法との使い分けを考慮するうえで,PD-L1検査も重要視されている.
★ 最適な治療選択にHER2,MMR/MSI,PD-L1 CPS,CLDN18は必須の検査となった.臨床現場では,バイオマーカーだけでなく,薬剤の特性,腫瘍量や病勢に加えて,患者の全身状態,合併症などの治療リスクを含めた総合的な評価が望まれる.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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