特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第10章:腎臓
[尿検査異常,家族歴]遺伝性腎疾患(常染色体顕性多発性囊胞腎,Fabry病,Alport症候群)
大久保 光修
1
1埼玉セントラル病院 腎臓内科
pp.1051-1056
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_1051
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プライマリケアでここまでできる!
・問診と身体所見,尿検査によって遺伝性腎疾患を疑うことが可能である.
・遺伝性腎疾患は近年では疾患特異的な治療介入が可能となってきており,早期に専門医の診療へつなげることができる.
ここからは専門医に任せよう!
・CTやMRIなどの画像検査や腎生検を含めた病理組織学的診断,また診断は専門医(耳鼻咽喉科医や眼科医)に任せよう.
・各遺伝性腎疾患に特異的な治療は専門医に任せよう.

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