今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために
血液疾患の診断へのアプローチ
出血傾向・血小板減少症の鑑別診断
大森 司
1
1自治医科大学分子病態治療研究センター分子病態研究部
pp.1704-1709
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105402
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ポイント
★止血機序は血小板血栓による一次止血と凝固反応による二次止血に分けられる.
★問診では過去の出血歴・薬剤の内服歴に注意する.
★出血傾向のスクリーニング検査として,血算,PT,APTT,フィブリノゲン,FDPを測定する.
★血小板数が1万/μl以下の場合は自然出血のリスクがあり,緊急な対応が必要である.
★血小板減少症は主に①血小板産生低下,②破壊亢進・消費性の減少に起因する.
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